「まいまいの泉」がある秦野南地区は、名水百選の秦野盆地湧水群が点在する名水地区です。しかし、平成元年に代表的な湧水である「弘法の清水」で有機塩素系化学物質による汚染が発覚し、市民に大きな不安と衝撃が走りました。そこで、平成6年1月に汚染原因者による浄化義務を盛り込んだ「秦野市地下水汚染の防止及び浄化に関する条例」を全国に先駆けて施工し、事業者による詳細調査と浄化事業など、官民一体となって汚染対策に取り組んだ結果、汚染された肌の名水の水質改善が進みました。
その後、地下水室の監視用に設置した井戸の水質が、浄化事業の進捗とともに改善されたため、復活した秦野名水に触れていただく公共の水場として、平成12年に地下水の観測井戸を利用して「まいまいの泉」を整備しました。この井戸は、深さが被圧された地下水の層に達しているため、動力ポンプを用いずに地表から20m下の地下水が自噴しています。
この水場は地下水に親しむことを目的に設置しています。次のことを守り、お互いに気持ちよく利用できるようにご協力下さい。
環境共生課・南公民館
はるか昔の井戸掘削技術では深い垂直の井戸を掘ることは難しく、このため地表付近の浅い部分の口径を大きくし、深い部分は小さくした、すり鉢型の井戸を掘り、その表面をまわり歩いて底部に達し、水を汲み出す手法が用いられました。その形状がカタツムリに似ていることから「まいまいず井戸」と呼ばれている。
EC(us) | TDS(ppm) | pH |
---|---|---|
190 | 138 | 7.4 |
EC(ms) | TDS(ppt) | 水温 |
0.1 | 0.1 | 18.6℃ |
水汲み場 | 駐車スペース | トイレ |
---|---|---|
公民館駐車場内 | あり | あり |
水くみ場は南公民館の玄関横にある。
公民館内の駐車場を利用可能。
公民館内にトイレあり。
ナビに住所を入れて向かう。最初は公民館の中にあると思わず近所をうろうろしてしまった。はじめから公民館内にあるとわかっていれば迷わずたどり着けるだろう。
撮影日 2020/10/28
秦野市今泉にある南公民館の敷地内(屋外)にある「まいまいの泉」。
町中にあるが公民館の敷地内ということで駐車スペース、トイレともに困ることはない(トイレは訪れる前に済ませておこう)
湧水口はカタツムリのような形状をしており見た目も面白い。近隣の住民の方はすぐにお水を汲めるので便利そうだ。