冷湖の霊泉(ひやつこのれいせん)|大沼郡昭和村

福島県大沼郡昭和町にある昭和村名水の一つ。天狗伝説が残る湧水です。アクセス、周囲の風景をまとめてます。

冷湖の霊泉(福島県昭和村)

冷湖の霊泉

水汲み場 駐車スペース トイレ

林道沿い/td>

あり(3台ほど) なし

 

冷湖の霊泉とは?

冷湖の霊泉の説明書き

昭和村の名水「冷湖の霊泉」

その昔、この地は日照り続きで皆困っていた。ある夜名主の枕辺に御神楽岳に住むという天狗が現れ小判草(からむし)を捧げれば、願いが叶うとのお告げがあり、小判草を探して神社に奉納したところ、雨が降り、それ以来この地は豊潤な土地となった。小判草を採取した所からは、清水が湧き出し、これを、口に含むと体に力がみなぎるという。

 

天狗のお告げによって生まれた霊泉

案内板によると干ばつで悩んだ村人が、御神楽岳に住む天狗から「小判草を神に捧げるように」とお告げを受け、神社に小判草を捧げると、三日三晩雨が降り続き、小判草を採取したところから冷たい清水が湧き出したと言われる。

 

ちなみにこの伝説に出てくる小判草とは、昭和村特産の苧麻(からむし)と呼ばれる植物だ。この繊維から作られる「からむし織」は軽量で吸湿性に優れており、夏服や神職の衣服にも用いられている。

 

地元ではこの水を「体力みなぎる水」として土用の丑の日に汲み、無病息災を祈る行事が伝わっている。

冷湖の霊泉へのアクセス

冷湖の霊泉へのアクセス
住所:福島県大沼郡昭和村大字大芦

 

① 東北自動車道:西那須野塩原インターより2時間9分(92.3km)

東北自動車道「西那須野塩原IC」から冷湖の霊泉への道

 

② 関越自動車道:小出インターより1時間37分(74km)

関越自動車道「小出IC」から冷湖の霊泉への道

 

国道401号から冷湖の霊泉への分岐

冷湖の霊泉付近の地図
東北道から向かってきた場合は分岐のちょっと手前に「藤八の滝」がある。駐車スペースから徒歩3分で素晴らしい滝がみれるので是非見てほしい。

 

分岐の写真

冷湖の霊泉までの道
401号を走っていると現れる案内板。付近に何もないせいか目立つので見逃すことはまずないだろう。冷湖の霊泉は至駒止湿原の方向だ。

 

分岐から冷湖の霊泉までは2kmほど砂利道が続く

冷湖の霊泉までは2kmほど砂利道
目的地まで残り2kmは道幅が狭い砂利道が続く。対向車が来ても所々にスペースがあるので大丈夫。

冷湖の霊泉の駐車スペース

冷湖の霊泉の駐車スペース
採水場所の真隣に普通車であれば3台ほど駐車できるスペースがある。最水場所の隣にあるのはありがたい。

冷湖の霊泉の風景


撮影日:2020/09/5

 

午後の3時に目的地の冷湖の霊泉に到着。

 

静かな山の中、水の流れる音と鳥の鳴き声を聞きながらお水をいただいた。

 

ちなみにこの場所ではスマホの電波は入らなかった。

 

こういう場所でのんびりするのは気持ちがいい(周りに人がいないのもよかった)

 

十分に堪能した後、蚊に刺された足首を掻きながら帰路に着いた。

 

お水ごちそう様でした。